誰も見捨てない、経営者から現場にまで、本気で向き合う
実は時折、「採用課題」に直面されているお客様とお会いした際に、お名前だけは耳にしていた企業さまでした。
そんなこともあり、訪問が決まったときは「ついに出会ってしまう!」というドキドキ半分、「お久しぶりです!」という一方的な再会感が半分、という不思議なテンションで名駅(名古屋駅)方面へ向かっていました。
もっというと、「ユノモさん」を教えてくれた方々の表情からしても、「採用のことはユノモさんに任せている」というような、すでに絶大な信頼が寄せられている存在であることは分かっていたんです。
なのに、その300倍くらいの解像度で「あぁ、こんな支援をする企業さんには、なかなか会えないんじゃないかな」と思わされました。
ユノモさんが日々向き合っていること一つひとつを聞くごとに、感動なのか、衝撃なのか、称賛なのか。
とにかく!
いくつも帽子があるならば何度でも脱帽したくなる程、「人」のこと、「中小企業」のこと、「企業の未来」のことに愛と情熱を注いでいました。
私のメモが真っ黒になる程、想いの熱い時間の始まりです。

今回の訪問先となった株式会社ユノモさんは、製造業・建設業・介護業界に特化し、「採用・定着・承継」という多くの企業がもがき悩む重要な課題に寄り添い、全力で解決に向けた支援をしている企業様。
まずはどんな会社だろう?と「ユノモ」で検索すると、2、3度目かのクリックで柚木社長の笑顔が登場する。
その笑顔は一度見るとなぜか脳裏に焼き付いて離れない不思議なパワーを持っていて、いわゆる「トレードマーク」とも言える。
実際にお会いしてみても、その笑顔の印象は変わらず、素敵な笑顔。
加えるならば。
笑顔でこちらが発する色々な「言葉」をふむふむと受け取り、すごいスピードでキュルキュルと思考を巡らせ、柚木社長の見解フィルターにも通された上で、分かりやすい「言葉」に変換してコミュニケーションをしてくださるので、とても優しい。
と、思いきや。
挨拶もそこそこ席に着いて早々、「今日社内で「犠牲」なのか「貢献」なのか、議論してたんですよ」と柚木社長がニヤリとする。
そのひと言に奥行きがありすぎて、緊張の中かろうじて頭の中で握りしめていた「質問集」のようなものが、あッという間にどこかへ飛んで消えていってしまう。
犠牲?貢献?議論?
そんな始まり方をなさるとは…上手!いや、ズルい!
確実に捨て置けない、絶対ユノモさんのことを深堀りできる話である。
試されているとしたら…考え方や理解力?瞬発力??
そんな思考が忙しなく、行ったり来たり。
その「犠牲」、あなたならどう解釈する?
今回お話を伺ったのは、柚木社長と統括部長の中村さん。
思い切って正直に、「つまり、どういうことでしょう…」と言おうとしたとき、統括部長の中村さんが素早く反応。
「そうなんですよ!もう、すごい言い合いしてたんです、今日(笑)。」

続けて今日の言い合いの内容説明をいただく。
「いやね、例えば残業になったとかでも全然、働いている側は「我慢」とか「犠牲」とかじゃなくて、全然やりますよ!っていう状況になれるんですよって話なんです。貢献できることに頑張れる人もいるんですよ、って。」
なるほど!中村さんの視点は、私の立ち位置(働く人)からの目線に近いところにいる、いわば代弁者だ。
私でも「そうだそうだ!」と理解もできて共感もできる、置いて行かれない「現実世界」の話でちょっと安心する。
一方で柚木社長の視点が、私に新しい見え方を教えてくれた。
「僕はやっぱり、同じ経営者だからか社長さん側の気持ちで受け取ることが多くてね。「犠牲」っていうとネガティブな要素も含まれるから、例えば、どういう意味だろう?何か不満があるのかな?嫌なの?って考えたりするんですよ。」
こちらもなるほど。経営者は孤独だとも聞くし、全責任を負う立場だからこそさらに広い視野でリスクヘッジを…というか、「犠牲」を取り巻く解釈が立場や考え方、人それぞれのベクトルによってこんなにも違うのよ、
…、というコト!?
一拍遅れで気づき柚木社長と中村さんを交互に見ると、
「そう、考えてることが違う」と中村さん。
「そう、だから「議論」することが大事」と柚木社長。

様々な業界の現場に入り経営者・管理職・現場スタッフと、色々な立場の方と話して解決に導いていくユノモさん。
曰く、「色んな人の話を聞いて整理していくと、愚痴であれ否定的な意見であれ、悪くしたいと思って言ってる人は案外少なくて。基本的にみんな結局はより良くするため、より良くなるのにと思っている人の方が多いと思いますね」と。
そうそう、とニコニコしているお二人を見て、してやられた感を抱きながらも、
「働く現場」の人たちの心の奥を見れた気がして、小さく感動もする。
採用課題の本質に切り込む姿は、
ミッションを背負った戦士
この日ユノモさんの中で繰り広げられた「議論」の元はきっと、お客様の具体的なケース・状況があってのことと想像する。そう仮定して中村さんの表情や言葉を振り返ってみても、迷いのない、「こういう想いも現実、アリなんです」と堂々と伝えているように見えた。
しかし、そもそも私たち日本人は自分の考えを主張することが少々苦手な人も多いはず。
なかなかその「議論する」という環境に至るのか?と疑問が浮かぶ。
すると、次々リアルな言葉が溢れてきた。
「苦手ですよね、伝えるとか議論するとか」
「どうせ伝えても理解してもらえない、って諦めてる人もいるね」
「どうせ社員に好かれてもないし、って思い込んで諦めてる社長さんもね」
「社長が悪い、社員が悪い、ってなってる時もありますね」
「伝え方が分からない、話すのが怖い、恥ずかしい、嫌われたくない、っていう人も多いですよ」

さっきまで見えかけていた「議論」までの道が、一気に見えなくなる…。
「実際のところ、何を考えているのか分からない、伝えても意味がない、うまく伝えられない、とか、そんな状態でいいんですか?という話で。
さっきも言いましたけど、思った以上に悪くしたいと思って言ってる人はいないんですよね。なのに、伝えないままだと理解し合えるはずなくて。
ただただ、ただ単純に距離が遠のくばかりなんですよ」
現場で生の「気持ち」を受け止め続けている中村さんの言葉は、重みしかない。
でもその重みの裏に「がんばって前に進んでみましょうよ!」と全力サポート体制で向き合ってくれるユノモさんという存在が、未来を諦めなくていい「道しるべ」のような光になってくれることも、信じられた。
柚木社長曰く、「中村をはじめ、僕たちがやってることは「翻訳」だと思うんです」と、再び興味深い表現に出会う。
「現場の人たちもそうだし、経営者の方もそうだし。どうすればいいんだろう、というのを越えて諦めている人も多い。そこを一人ずつ、ヒアリングしていくんです。
僕は立場的にも経営者側をサポートするんですけど、昔の考え方のままアップデートできていない社長さんも多くてね。もちろん、同じ経営者としてもどかしい気持ちも分かるし、どうしていいか分からないという気持ちもすごく分かるから、共感もする。でも、今、そしてこの先の「会社の未来」を考えてもらったり、時代や現場の気持ち、状況を一つずつ、社長さん側の立場に立ちながら話をほぐしていくんです。」

ユノモさんは決して人数が多い企業さんではない。
にもかかわらず、一丸となって企業の「採用課題」の、しかも本質に切り込んでいく。

日頃から「人」のことで心を丸ごと持って行かれそうなくらい困っている現場で、リアルな声を聞き、あらゆる感情を受け止め、整理していくときに、言えない・言いたくないというようなことではなく「議論する」ところへ導くことが重要で、ユノモさんがまずそこに連れていくというミッションを背負っている。
困っている企業のために、
誰よりも熱く粘り強く居られる理由
元々ユノモさんは「人材紹介業」から始まった企業さま。「人材」という点で企業課題に寄り添い続け、約20年となる。
「数年前からですかね、紹介しても紹介しても、結局お客様がずっと困ってるんです。」
そう話し始めたのは中村さん。当初のことを思い出してか、少し不思議そうな寂しそうな表情にも見えた。
何人何十人と入ってもすぐ辞めてしまって、また新しく人を入れるという繰り返しだったとか。
もちろん退職者が出たときのストレスや、さらに採用活動を続けていくとならばコストも時間もかかるわけなので、ユノモさんは身近なところから企業側の皆さんが疲弊していく様子を見ていたに違いない。
「人材紹介事業は、どうしても候補者がいる時だけ企業様と接点を持つ形になってしまうんです」と、当時の状況を柚木社長が教えてくれた。
「時々やってくる接点だけで企業さまと関わっていても、どうもしてあげられないのが現実。悔しくて。
問答している僕らの中でひとつの答えとして「これでは採用課題を根本解決できない!」という結論が出たんです」
話の所々で「中小企業が元気じゃないとね」と言っていた柚木社長は、当時から企業さんのために自分達に何ができるかを必死で探してきたんだと分かる。
そんな現場の人たちの困っている現実に触れ、「そもそも改善すべきは他にある!」と心を決め、「人材紹介事業」から徐々に現在の領域である「採用支援」「定着支援」に変わっていったそう。
想いと行動力の熱い柚木社長、そしてユノモさんは、現在進行形で様々な悩みを抱える企業さまを支援しながら、この先どこを目指しているんだろう。
「一期一会のお手伝いに収まらず、採用活動の伴走者として、段階ごとに変化する企業様の課題にしっかり寄り添ってお手伝いしていきたいですね。
その先で、経営者が「働いてもらってよかった」と言えて、社員さんたちも「ここで働けてよかった!」と言えるような、お互いに想い合えるような、最高の状態の組織づくりをたくさん実現していけたらと思っています」

ユノモだからできること、
ユノモにしかできないこと
課題に向き合う企業さまの気持ちも合わせると、本当に様々な「感情」に触れた時間だった。
その中で明確に分かったのは、「ユノモさんの魅力」という表現では少し物足りない…「ユノモさんにしかできないこと」というのがたくさんあった。
途中、まだ心をガードしている方々と中村さんが本気でぶつかっていくときのお話の中で、柚木社長は「中村は押したり引いたり寄り添ったり、話を聞いたり、考えを解いたり、時には叱ったりもします(笑)。そうやってズレを一つずつ見える化していくんです」と表現した。
「そんなに切り込んでいくんですか!?」と、正直なところ驚きを隠せなかった。
同時に、であればこれは、本気で向き合うユノモさんにしかできない高度な支援だ、と思わされたのも事実。
もう二度と人の事で困らせない
間違いなく、他人事で動いていては実現できないモーションだし、冷静さもないと相反する感情を持つ両者の想いを「伝わる」まで具現化することはできない。
さらには、冷静さを保ち続ける相手に人は心を開かないだろうし、自分を守っているだけでは進まない局面にも遭遇するだろう。
どう考えても気持ちごと、企業の課題に飛び込み、良くなれ!良くなる!と信じて突き進み、フルオープンで現場に本気で立ち向かわないと、うごめく「感情」の嵐に太刀打ちできない気がする。
感じたことをそのまま震える気持ちでこぼすと、
「くたくたよ」と中村さんはあははと笑い、
「なかなかですよ」と柚木社長も安心のトレードマークスマイルだ。

さて。最後に気になることがある。
私の脳内は色々な人の「負のオーラ」でいっぱいだ。
考えただけでもユノモさんの戦いは「人」の怒りや諦め、理想や現実にともなう、解決しそうにない感情に思えるからだ。
その、底の見えない沼を覗くような、光がさすのかどうか分からないトンネルにも思えるような、それが明けるときはあるのだろうか…。
「これがね、嫌なこととか愚痴とかぜーんぶ吐き出したあとの皆さんからは、イイコトしか出てこなくなるんです(笑)」
…光だ!
私の脳内のモヤが、ユノモという戦士たちによってクリアになり、光を射した「未来」という道が見えてきた気がした。
ユノモさんのしごと
株式会社ユノモさんは、建設・製造・介護業界に特化して採用を起点とした「課題解決」を一緒に考えてくれる“伴走型”の採用支援・定着支援を行う企業さんです。
「採用を起点に組織と人の可能性を拓く」というスタンスには、ただ人を集めるだけでなく、採用をきっかけに組織全体を巻き込みながら会社を強くしていく、という発想がベースにあります。現状分析から採用戦略づくり、求人広告のチューニングまでオーダーメイドで設計し、「誰を・どんなメッセージで・どこから採るか」を一緒に組み立ててくれる頼もしい味方です。入社後の受け入れ体制づくりや定着支援、評価・配置の仕組みづくり、さらには、経営者と一緒にビジョン・ミッションを整理して、次世代へつなぐための組織づくりに至るまで、未来のことまで考えた支援はユノモさんの特徴です。
ユノモさんの取材を終えて
とにかく、心が熱くなるお話ばかりでした。
多くの中小企業様が抱える不安や苛立ち、諦めといったどうしようもない課題の数々に対して、外部とは思えない程じっくりと耳を傾け、信頼を構築し、一緒に考えていく姿に感動しました。お客様からいただいたという「声」の中には、「課題があるなら一度、ユノモさんのサービスを受けてみたほうがいい」とあり、センシティブな物事を扱うからこそ本気でぶつかっているユノモさんだから、その価値が伝わっているのだと感じました。